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2022 年度 研究成果報告書

時間軸・空間軸融合による血管炎症収束の制御機構解明ー「炎症性」血小板の新概念構築

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19454
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関鹿児島大学

研究代表者

山口 宗一  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20325814)

研究分担者 丸山 征郎  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
大山 陽子  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (20583470)
東 貞行  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20866701)
竹之内 和則  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30646758)
橋口 照人  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70250917)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワード血小板
研究成果の概要

動脈硬化は、軽微な慢性炎症による血管内皮細胞障害が長期化することで発症・悪化する。つまり、血管の炎症をコントロールすることで、動脈硬化の悪化を防ぐことが期待される。この一連の炎症反応には、血管内皮細胞に加えて、多くの造血細胞が協調して関与している。本研究では、血小板と血管内皮細胞の役割に着目し、主に培養細胞を用いた実験により、炎症の増悪・収束のシグナルを検討した。特に、動脈硬化発症のバイオマーカーとなりうる血管内皮増殖因子の新しい測定系を開発し、時計遺伝子が炎症に関与していることを実証した。

自由記述の分野

血管生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、血小板は止血反応以外の機能として、癌の進行や免疫反応に重要な役割を果たしていることが注目されている。我々は、血小板の炎症に対する様々な作用の制御系に、時計遺伝子が関与している可能性を示した。これは、生活リズムの乱れが炎症の適切な制御を乱すことを示しており、今後さらなる研究が期待される。また、血管内皮増殖因子には複数のアイソフォームが存在し、それらは血管炎症における作用が異なることが予想される。本研究では、これらのアイソフォームを測定する方法を開発した。この成果は、動脈硬化の検査方法の開発につながり、新たな制御機構の解明に役立つものと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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