研究課題/領域番号 |
21K19540
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
杉本 真也 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20626387)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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キーワード | 短腸症候群 / 小腸移植 / 幹細胞 / 腸管不全 / GLP-2アナログ |
研究成果の概要 |
これまで細胞移植の対象としてきた短腸症候群モデルラットの切除腸管長や部位の変更、周術期管理の改善によって、移植組織解析効率の上昇へとつながった。小動物レベルにおける移植先組織の移植前処置の条件の改変し、その結果を大動物へと応用した。同様にex vivo、in vivoでの課題抽出によって、従来は困難であった大動物レベルでの上皮剥離効率向上へとつながった。本研究によって,ヒトへの応用へ向けた研究基盤が構築された。
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自由記述の分野 |
消化器病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでにない新しいコンセプトでの腸管への小腸由来細胞移植の研究開発を行う上で、短腸症候群モデル動物における知見の創出は重要である。また、短腸症候群に対する免疫抑制を要さない新規移植療法の開発を目指す上で、ヒトへの応用を見据えた挑戦的な研究展開に欠かせない大動物実験の研究基盤が構築されたことは、今後の小腸由来細胞移植の大動物コンセプト確認や安全性の検証のために重要な意義をもつ。今後の研究への活用が期待される。
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