破骨細胞前駆細胞はRANKLの受容体RANKを発現する。我々は、GST-RANKLを活用し、生体内における破骨細胞前駆細胞を同定することを目的とした。本研究では、以下のことを見出だした。 (1)骨髄および血中のRANK陽性細胞は、マクロファージ系およびB細胞として検出された。(2) 骨髄中はB220-RANK-CSF-1R+細胞画分、血中ではB220-RANK+CSF-1R+細胞画分に、より多くの破骨細胞分化能が認められた。 (3) Nes-GFP陽性LepR-creER-Tom陽性の骨髄間葉系細胞画分中で見出されたクラスターの中に、RANKLおよびM-CSFの発現が高いクラスターを見出した。
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