研究課題/領域番号 |
21K19753
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 九州大学 (2022-2023) 徳島大学 (2021) |
研究代表者 |
上住 聡芳 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (60434594)
|
研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
|
キーワード | 骨格筋 / 運動 / 間葉系前駆細胞 |
研究成果の概要 |
運動による身体適応の代表に骨格筋の機能強化がある。運動が骨格筋に与える有益な効果は、経験的に知られているだけでなく、科学的にも立証されている。しかし、運動を感知し骨格筋の適応のトリガーとなる機構、言い換えれば、運動が直接的に影響する最も上流の部分は依然として謎に包まれている。これまでは、運動による筋の適応のメカニズムを研究する際に、当然のように筋線維に焦点が当てられてきた。一方、骨格筋組織には筋線維以外にも非筋細胞が多く存在し、その中でも間葉系前駆細胞は特に重要と考えられる。本研究は、運動による筋適応における間葉系前駆細胞の役割を明らかにすることを目的とした。
|
自由記述の分野 |
健康科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動が身体に様々な有益効果をもたらすことは、経験的に知られているだけでなく、科学的にも立証されている。しかし、運動が直接的に影響する最も上流の部分は謎に包まれてきた。本研究では、運動による機械刺激を間葉系前駆細胞が感知し、骨格筋の強化・適応を誘導するメカニズムを明らかにした。本研究の成果は、効果的な運動療法や、運動模倣薬の開発に資する情報を提供し、サルコペニアやフレイルといった老年症候群に対する効果的な解決策の立案につながると期待できる。
|