研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本申請課題では、「超低密度」多孔質材料作製法をシートなどのさまざまな材料の作製に応用し、材料作製プロセスにおけるエマルションの挙動の解明、およびコロイド材料をハイブリッド化する技術の確立を目指した。その結果、(特にシート形成時の)自己乳化エマルションの挙動が明らかになり、シートの両面の物性(空孔径・空孔径)や薬物放出特性が制御可能であることがわかった。
バイオマテリアル
「超低密度」のファイバーやシートは、柔軟性が高い人工神経や、細胞培養速度が極めて速い再生医療用の足場材料などの実現にもつながり、患者の治療期間の短縮(医療費の軽減)などの社会的な波及効果も高い。