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2022 年度 研究成果報告書

精密設計ペプチドを用いた細胞外DNAのin situ PEG被覆による抗炎症治療

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19923
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学 (2022)
京都府立医科大学 (2021)

研究代表者

内田 智士  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (20710726)

研究分担者 大庭 誠  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20396716)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワードダメージ関連分子パターン / ペプチド / ポリエチレングリコール / 炎症
研究成果の概要

炎症性疾患において、炎症により傷害を受けた細胞からDNAやRNAといった核酸が放出され、それが自然免疫受容体に認識されることで、炎症をさらに増悪させ、組織を傷害することが課題であった。本研究では、PEG化されたオリゴペプチドを用いることで、安全にこれらの核酸分子を捕捉し、炎症反応を軽減することに成功した。実際に、炎症モデルマウスにPEG化オリゴペプチドを投与したところ、炎症によるマウスの死亡を防ぐことができた。

自由記述の分野

核酸医薬

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在のバイオ医薬品は特定の標的タンパク質と相互作用し機能するが、そのために複雑な構造が必要となり、経済的コストが課題となる。これに対して、本研究の手法は、物理化学的に原因物質を除去するというコンセプトであり、単純な設計が可能である。本研究では、炎症性疾患に対する安全かつ効果的な治療法を開発しただけでなく、新たな薬剤設計のコンセプトを提唱したことが学術的意義である。そのことが、薬剤のコストダウンにつながる点が社会的意義である。

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公開日: 2024-01-30  

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