研究課題
研究活動スタート支援
ツイスト積層二層グラフェンデバイスを複数個作製し、極低温・磁場下で中赤外光を照射し光起電力測定を行った。ツイスト角度は1.3-2.0度を狙って積層した。複数のデバイスのうち実際に測定できたのは3つであった。特に2.0度のデバイスにおいて非常に興味深い光起電力シグナルを観測した。観測されたシグナルはツイスト積層二層グラフェンのランダウ準位間隔を反映したものと考えられる。今後さらに解析と追加測定を行う予定である。
二次元材料
本成果はツイスト二層グラフェンにおけるサイクロトロン共鳴吸収実験として世界初のものであり、学術的に非常に大きな意味を持つ。今だ未解明であるツイスト二層グラフェンのランダウ準位解明に向けて大きな一歩となる。