研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の電解液設計では、[1] Li塩の種類、[2] Li塩を溶かす溶媒、[3] Li塩の濃度という”3次元パラメータ”によって出力特性の向上を目指していた。本研究では4つ目のパラメータとして「異種イオンの混合」が高出力化に有効であることを示し、電解液設計パラメータの”4次元化”を提唱する点で学術的なインパクトが高い。さらにこの理論は、Li+をベースとした電解液設計だけでなく、ポストLi+電池として期待されるNa+, K+, Mg2+, Ca2+電池等への応用も期待できる点でも波及効果が大きい。
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