関節炎モデルマウスの関節滑膜および骨において、我々の既報のとおり、2つの亜集団を同定した。それぞれの亜集団について、フローサイトメトリーで分離し、RNAシーケンスを行った。関節炎を起こすと、増加する亜集団と減少する亜集団が存在し、かつ、骨と滑膜においては、表面マーカー発現パターンが同じでも、かなり違った遺伝子発現パターンを示していた。関節炎を惹起した骨と関節炎なしの骨マクロファージの間でも遺伝子発現パターンが異なっていた。骨と滑膜におけるマクロファージは、関節炎において違った働きを有すると考えられた。
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