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2022 年度 研究成果報告書

オルガノイドとゲノム解析を用いたリンパ節転移胆管癌診断治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K20850
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関東北大学 (2022)
東京女子医科大学 (2021)

研究代表者

椎原 正尋  東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (00907701)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
キーワード胆道癌 / オルガノイド / ゲノム解析 / exome / transcriptome / 個別化医療
研究成果の概要

患者由来オルガノイド培養に必要な試薬、保存液、核酸抽出キット等を購入し数種類の胆道癌オルガノイド培養に成功、library作成を行った。オルガノイドは免疫染色とexome解析の結果を原発腫瘍と比較し、特異的遺伝子変異、発現を継承している事を確認した。培養成功したオルガノイドは、共焦点顕微鏡によるタイムラプス観察にて、増殖/進展形態を観察した。胆道癌の他に、膵管内乳頭粘液性腫瘍の患者由来オルガノイドの培養にも成功し、特異的な増殖形態を観察することが出来た。さらに、Exome解析、transcriptome解析の結果から抽出したドライバー遺伝子変異の特異的治療薬の効果をオルガノイドで確認した。

自由記述の分野

肝胆膵外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

胆道癌の患者由来オルガノイド(三次元培養細胞)の培養に成功し、癌モデルとしての活用、研究を行っている。予後不良で治療法の少ない胆道癌の増殖/進展形態を生体内に近い形で観察し、薬剤感受性試験などを行う事ができている。
過去の保存切除検体のゲノム解析結果と臨床的特徴や予後をひもづけて、オルガノイドをin vitroモデルとして検証することで、新規抗腫瘍薬や悪性度予測ツールなどの開発につなげることができる。

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公開日: 2024-01-30  

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