歯周炎は動脈硬化等の全身疾患に関与するが、歯周炎と心房細動の関連は明らかにされていなかった。本研究で我々は心房細動の発症および、持続化の基質となる心房組織の線維化に着目し、以下の点を明らかにした。1) 歯周炎における活動性炎症の定量化指標である歯周炎症面積(Periodontal inflamed surface area: PISA)と心房組織の線維化割合は正に相関する 2)持続性心房細動症例では発作性心房細動症例と比してPISAが高値である。これらの内容は査読付き国際英文誌に掲載された(JACC Clin Electrophysiol. 2023;9(1):43-53)。
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