RAW264.7細胞においてアドレナリン(Ad)などのカテコラミンはLPSによって誘導されたTNFαの発現を抑制した。RAW264.7細胞においてβ2などのAd受容体サブタイプのmRNA発現を同定できた。PropranololとICI118.551(選択的なβ2受容体拮抗剤)の前処理はLPSによる誘導したTNFα発現増加に対するこれらのカテコラミンの抑制作用を減少させた。これに対してIsoproterenolとfenoterolはアドレナリンと同様に、LPSによる誘導したTNFα発現増加を抑制した。さらにRAW264.7細胞においてLPSはβ2受容体の発現を時間依存的に抑制した。
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