ラット大腿骨にチタン(Ti)またはマグネシウム(Mg)金属を埋入し、術後3日、7日後で大腿骨を採取しRNA-Seq解析を行った。約29000種の遺伝子群から、有意に変動した遺伝子約1900種を検出した。GO解析により発現遺伝子の機能を調査したところ、コラーゲン代謝に関する遺伝子群を同定した。さらにパスウェイ解析で上流の遺伝子を追跡したところ、Mg埋入群ではインディアンヘッジホッグ(IHH)遺伝子を中心としてHAPLIN1、Col2aが活性化していた。さらにMgとの直接的な関連を追跡したところ、Integrinα10β1を介してCol2aの上昇が確認された。
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