社会の高齢化に伴い、摂食嚥下リハビリテーションを担う医療職のマンパワー不足は深刻化すると予想され、質の向上による訓練の効率化、正しい訓練・評価ができる成熟した医療者の早期育成が必要とされている。これらを達成するためには、誰もが正しく嚥下機能を評価できるシステムの構築が必要である。 日々のリハビリテーションにおける嚥下機能評価は、医療者の感覚と経験に委ねられている部分が多い。本研究における生体信号と医療者の感覚を定量化したデータおよび医療者の経験による評価を学習した人工知能による機能評価は、摂食嚥下リハビリテーションに限らず様々な医療現場で応用可能なコアシステムになる。
|