研究課題/領域番号 |
21K21192
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
折橋 隆三 大分大学, 医学部, 助教 (00909418)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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キーワード | 高齢者 / オキシトシン / sTREM2 / BDNF |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、高齢者の認知機能低下を事前に予測するバイオマーカーの開発を行うこと、より効果的な認知症予防のためのエビデンスを確立することである。その結果高齢者自身の疾病の予防や健康維持への関心に応え、高齢者の健康寿命の延伸と医療費の軽減に寄与することである。 令和5年度は、これまでに得られたデータから、高齢者の血清中のオキシトシンと老年期うつ病評価尺度との関連について有意な所見をまとめた。その内容について英語論文を作成し、学術雑誌に論文を投稿し受理、掲載された。現在は、血清中のsTREM2と前頭葉機能検査との関連について、また血清中の脳由来神経栄養因子とオキシトシンとの関連について有意な所見をまとめ、英語論文を作成し、学術雑誌に論文を投稿している。現在査読中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
必要なデータを解析し、順次論文の作成と投稿を進めることができている。
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今後の研究の推進方策 |
現在投稿中の査読が終了し次第、修正を行い早期に受理、掲載されるよう進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
現在査読中の論文が受理された場合の掲載費用や、追加の英文校正費用などが必要になることが想定された。その他、翌年度の使用計画として、プリンターの購入、学会発表にかかる費用、新たな英語論文作成時の英文校正費用、学術雑誌への論文の投稿、掲載費用などに使用することを計画する。
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