研究分担者 |
金子 慎治 広島大学, 大学院国際協力研究科, 教授 (00346529)
小林 敏生 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (20251069)
平田 道憲 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (30111660)
藤原 章正 広島大学, 大学院国際協力研究科, 教授 (50181409)
塚井 誠人 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70304409)
桑野 将司 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70432680)
大森 宣暁 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80323442)
谷口 綾子 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 准教授 (80422195)
久保田 徹 広島大学, 大学院国際協力研究科, 准教授 (80549741)
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研究概要 |
市民生活行動学を構築し、部門横断型まちづくり政策のための意思決定方法論を開発することが研究目的である。最終年度においては、低炭素型生活様式変容政策、交通弱者モビリティ支援策、都心活性化政策、都市観光促進策、グッド都市ガバナンスを取り上げ、部門横断型まちづくり政策の提言を念頭に、市民生活行動学研究の集大成を図る。最も重要な成果は「市民生活行動学」と題する専門図書が土木学会から出版されることが決定され、平成26年度中に出版予定である。同図書では部門横断型まちづくり政策の立案に寄与する「市民生活行動学」の全体像を示す。主な研究成果はJournal of Transport Geography, Transportation Research Part D: Transport and Environment, Annals of Tourism ResearchやTourism Managementなどのインパクトファクターの高い雑誌に論文として掲載された。途上国に応用した研究成果として専門図書「Sustainable Transport Studies in Asia (Springer)」を出版した。さらに、本研究の成果に基づき、「中国の新型城鎮化政策による農民工の都市住民化動向と低炭素まちづくりへの影響の調査」と題する研究提案は科学研究費補助金・基盤研究(B)(海外学術調査:平成26~28年度)として採択され、「市民生活行動学」を、地域研究を支える理論の1つとしての可能性を模索する。と同時に、2013年に決定された中国の新型城鎮化政策の実施に伴い、今後より早いスピードで進行するのであろう3億人近い農民工(出稼ぎ労働者)の都市住民化がもたらすエネルギー消費激増にどう備えていくべきかについて、農民工という社会問題を低炭素まちづくりと関連づけて研究を続ける予定である。
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