研究課題/領域番号 |
22330053
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
大芝 亮 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50168910)
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研究分担者 |
内田 孟男 中央大学, 経済学部, 教授 (90276684)
山田 哲也 南山大学, 総合政策学部, 教授 (00367640)
星野 俊也 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (70304045)
吉川 元 上智大学, 外国語学部, 教授 (50153143)
羽場 久美子 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70147007)
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キーワード | 多国間主義 / 国連 / EU / 平和活動 / 平和構築 / 旧ユーゴスラビア / アフリカ |
研究概要 |
平成22年度は、8月に科研メンバーがミーティングを行い、科研の研究プロジェクトの目的について説明がおこなわれ、これから3年間の研究計画を議論した。 第1に、多国間主義の歴史的・思想史的研究については、主に内田が担当し、韓国に出張し、韓国における国連研究者とこの点での意見を交換した。また、多国間主義の歴史的・思想史的研究の必要性および方法論について、山田、大芝、星野が中心となり、より議論を広めることを協議し、平成23年度の国連学会での研究部会として企画し、広く、意見交換を行うことを決定した。 第2に、紛争予防および復興支援における国連とEUの関係については、さまざまな場を活用して、精力的に研究を進めた。サラエボでの両機関の活動について、外務省の市川政策課長の報告を中心に議論を行い、アフガニスタンでの平和活動を見るうえで不可欠なパキスタンの状況については、研究分担者の水谷章が、研究成果をまとめた。さらに、一橋大学でのシンポジウムに参加したオクスフォード大学のヨーロッパ研究センターの研究員であるマイヤー教授とベーシェフ研究員、一橋に客員教授として招聘したウイリアムズ教授(オクスフォード大学)とバシャク博士(トルコ・中東技術大学)と意見交換を行った。 第3に、アフリカでの紛争における国連とEUの関係については、現在、スーダン南部の独立を中心に情報を収集している。またアフリカの復興支援をみるうえで鍵となる中国の役割についても、中国からの留学生を研究協力者として資料収集を行っている。
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