研究概要 |
(1)芸術・伝統・文化の発信・交流を促すWS及び異文化理解・多文化共生のための開発研究では、a.ことばと絵画を統合するメディアとしてのカルタワークショップの開発"Creation Through the Expansion of Words and Images,The KARUTA workshop"(InSEA Europian Congress 2010,Lapland大学,6.21-24,茂木他)。b.キッズゲルニカWS(インド・コルカタ、2010.12.28-2011.1.6)及び展覧会(インドネシアバリ島ウブドでのキッズゲルニカ15周年展覧会、2010.8.10-16、阿部)を実施。(2)身体的演劇的体験を活用したメディアWSの開発と実践では、a.「としまっぷ計画」(11月~2月)で調査および連動したワークショップ実践(2010.11~2011.2、熊谷)。b.特別支援教育のためのメディア・アート・ワークショップ「演じる遊び2010 in群馬大」(2010.12.23、群馬大学ミューズホール)で、演劇WSを実施(茂木)。(3)創発的学び及び創造的思考力育成WS開発の研究では、a.ツールとしてのScratchの可能性を広げ、多くの人が協同で表現ができる環境の構築の研究(愛知県児童総合センター、MIT Media Labなど、"Beyond Programming-a Collaborative Learning Environment Powered by Scratch/Picoboard and Traditional Media"としてScratch@MIT 2010 Conferenceにて発表、茂木・宮田)。b.アートツールを用いた造形WSにおける創発的学びの場の研究を実施し、特に発話の分析研究を実施(大泉)。(4)WS+鑑賞を使った学校と美術館の新たな連携の研究では、アートのコミュニケーション性を活用し、主に神奈川県立近代美術館で展示される作品を文化的教育リソースとして、ワークショップなどの新しい学び方の開発やその社会還元の方法について、特に創造的思考力(Creative thinking)を育てることに焦点化し,感じるだけでなく,感じ・考え・表現する学びを理論的・実践的に研究(鎌倉市立第一中学校の「つぶやきシート」を活用したプログラムなど、稲庭)、b.平成22年度前橋美術館(仮称)プレ事業「親子でねじっこ!」(2010.11.23、前橋市)で、生活とアートの問題を考えるWSを開発し、新しい美術館建設にあたっての創発的な学びについて提案・実践した(茂木)。
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