研究成果の概要 |
2010年著者は Pontecorvo 氏と共同で, たとえば, すべての双曲型井上曲面上に,反自己双対双エルミート構造の実解析族を構成した. その構成はしかし, 対応するツイスター空間の構成を経由するもので, この族のパラメータの, 反自己双対エルミート構造の変形としての幾何学的意味が不明であった. 本研究では, Lee 束 LとL-ケーラー錐の概念を基礎にしてこれらを説明するための新しい枠組みをあたえ, 少なくともmoduli 空間の境界の近傍においては, この枠組みが機能することを示した.
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