研究概要 |
本研究は,災害時に被災地を走行する車両から点あるいは面の道路被害を推定するアルゴリズムの開発と,そのアルゴリズムを組み込んだ車載器センサーと道路被害推定プロトタイプシステムに求められる仕様を明らかにすることを目的としている.土砂災害や段差被害といった道路被害の典型事例を対象として, GPS 内蔵加速度センサーを用いて被害検知を可能とするアルゴリズムを構築するとともに,スマートフォン・アプリへの実装を行った.また,集中豪雨等の都市部における道路浸水状況や集中豪雨による通行困難な道路リンクの抽出を行う可能性について検討し,平常時のデータベースと差異を用いて,抽出が可能である事を示した.
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