研究課題
基盤研究(B)
イソフラボン類、Adiponectin、Insulin の血中濃度を測定して、卵巣がんリスクとの関連性を検討した。 2010 年 11 月から 2012 年 7 月までに札幌医科大学附属病院に入院した卵巣がん患者を症例群とし、同病院に入院した主として循環器疾患の患者を対照群とした症例対照研究を行った。Unconditional logistic regression model によって年齢、出産数、BMI を調整して症例群と対照群の比較を行った。症例群 71 人と対照群 80 人に関して多変量解析を行った結果、Daizein の血中濃度が高いことが卵巣がんのリスク低下と有意に関連し(P<0.001)、 Insulin の血中濃度が高いことが卵巣がんのリスク上昇と有意に関連していた(P<0.001) 。卵巣がんの病理組織型では、 serous 、 clearcell 、および、 endometrioid adenocarcinoma において、上記の関連がみられた。
すべて 2012 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
日本臨床
巻: 70 ページ: 10-14