サルコペニアの骨髄幹細胞ならびに運動への効果を検証する為、老化促進マウス(SAMP10)8週齢に野生型マウスの骨髄を移植し、対照(非移植)と運動介入(25週齢より)、非介入の2群を作成し、運動耐用能、40週齢で筋肉重量、組織生化学的解析を実施した。 本研究により、骨髄由来幹細胞の一部は骨格筋に分化することが明らかとなった。SAMP10におけるサルコペニアの一部は骨髄を野生型に置換することにより、改善させることができ、サルコペニアの原因の一部は骨髄細胞の老化が関連している可能性が示唆された。運動介入は筋タンパク分解系を抑制し、ミトコンドリアを活性化し、サルコペニアを予防できる可能性が示唆された。
|