研究課題
基盤研究(B)
オマーンオフィオライト及び深海掘削サイト1256の最上部を構成するオフリッジ巨大溶岩の岩相,全岩化学組成,鉱物組成および組織を解析し,巨大溶岩流の定置過程とマグマの成因について考察した。巨大溶岩流は低噴出率の噴火によって水底パホイホイ溶岩からなる複合溶岩流として流下し,ローブの融合が進んだ高温の溶岩体中心部では,後から噴出した溶岩が未固結の中心部に貫入し,内成的に溶岩流が成長する。噴火中にマグマ組成が変化し,マグマ混合が起きている。大洋島玄武岩とエンリッチした中央海嶺玄武岩(EMORB)の中間的なアルカリ玄武岩を伴い,オフリッジ巨大溶岩流が比較的浅いマントルで発生したことを示唆する。
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