研究課題/領域番号 |
22405041
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
菊池 眞夫 千葉大学, 園芸学研究科, 名誉教授 (10241944)
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研究分担者 |
高垣 美智子 千葉大学, 園芸学研究科, 教授 (00206715)
倉内 伸幸 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (00256835)
丸山 敦史 千葉大学, 園芸学研究科, 准教授 (90292672)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | ウガンダ / NERICA / 湿地 / 稲作 |
研究概要 |
NERICAの14期連作試験データより、① 無肥料では稔実歩合、1000粒重の減少により収量は減少するが、連作障害は生じず、長期連作が可能であること、② 化学肥料を堆肥とともに施用すれば収量の低下も生じないこと、従って③ 陸稲栽培の持続性が高いことを明らかにした。 ウガンダ全国の稲作農家のデータを用い、天水による水稲および陸稲栽培農家の技術的効率性を推計し、将来の気象変動についてシミュレーション分析を行い、①水稲・陸稲共に農家の技術的効率性は平均60%の水準にあり、サブサハラ・アフリカの他の諸国における水準と同様の水準にあるが、アジアの農家の水準と比較すると低いこと、② 稲作の収量潜在力は3トン/haと高く、農家の技術効率性を高めることで「緑の革命」の推進が可能であること、③ 雨量が長期的に減少する場合、技術効率性を高めることは天水稲作の持続性にとって極めて重要であることを明らかにした。 NERICA作付けの先進地域であるウガンダ中央農業研究所周辺の稲作農家のデータを用い、① 陸稲の導入が畑作体系をどのように変更したかを明らかにし、さらに、② 陸稲の経営収益が他の作物を上回ること、③ NERICAが小農に有利な作物であり、その導入が農村における所得格差を縮小する性格を持つことを明らかにした。 ヨーロッパの200の湖沼につき、湖沼の水質を示す指標としてChlorophyll-aをとり、全燐酸と全窒素との関係を分析し、全燐酸と全窒素が直接水質を規定する従来のモデルに対し、Chlorophyll-a自体の時系列変化が与える影響をも考慮する必要があることを明らかにし、そのモデルによりアジア、北米、アフリカ等他地域の湖沼の水質を予測することが可能であることを明らかにした。また、パピルス湿地を水田として開発することの環境負荷と、水田状態でパピルスを再生させた場合の窒素固定量の推定した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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