本研究課題では,自律的遺伝演算子に基づく進化型計算について研究し,以下の成果を得た.まず,遺伝演算子の組換えや変更が容易な柔軟な表現力を有する進化型計算フレームワークをについて具体的に検討し,Java によるライブラリを開発した.次に,タマホコリカビの生活環から着想を得て大域的探索能力と局所的探索能力のバランスを制御することが可能なタマホコリカビ型遺伝的アルゴリズム(DGA) を提案した.最後に,実応用として絵に基づく対話型進化によるコミュにケーションシステムや株式市場における戦略進化についても検討した.上記結果に基づき,提案手法の有効性を示した.
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