研究課題
基盤研究(C)
実験的脳梗塞において新生ニューロンが、脳室上衣下層(SVZ)から梗塞巣に向かって移動し、傷害された神経ネットワークを修復する可能性が示唆されている。本研究では、SVZから梗塞巣に移動するSOX2陽性細胞数が、梗塞後1日30分間6日トレッドミル運動によって増加したことから、SVZで生まれた新生ニューロンの梗塞巣への移動が促進される可能性が示された。さらに、海馬歯状回顆粒細胞層(SGZ)のSOX2陽性細胞数が梗塞側において減少し、トレッドミル運動することによって回復する傾向を示した。従って、運動負荷が梗塞巣側の新生ニューロンの産生と移動を促進する可能性を示した。如何なる機構でこの促進が起こり、神経機能の回復につながるかは今後の課題である。
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