研究課題/領域番号 |
22500564
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
金谷 麻理子 筑波大学, 体育系, 准教授 (00284927)
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研究分担者 |
鍋山 隆弘 筑波大学, 体育系, 准教授 (40334057)
吹田 真士 筑波大学, 体育系, 助教 (60361325)
平山 素子 筑波大学, 体育系, 准教授 (80344878)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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キーワード | 感じる / わかる / できる / 運動感覚能力 / 運動形態 / 形成位相 / コツ / カン |
研究概要 |
平成24年度は、前年度から引き続き体操競技、ダンス、剣道、バドミントンの各スポーツ種目における選手の「感じる」力についてさまざまな観点から検討するとともに、一流選手の運動感覚について運動生活史および得意とする技術の習得プロセスに基づいて検討した。これに関連して、各研究者は以下のような研究を行った。金谷は、体操競技の競技力向上を目指した指導現場において、各年代(小学生から大学生)および技能レベルの異なる(初心者から国内の一流)選手の動感に着目して、コツの形成過程について検討した。平山は、身体動作をモーションデータとして蓄積し、それを利用した自動振付システムの開発に協力した。さらに、コンテンポラリーダンスを中心とした芸術作品の振り付けおよび出演を通して、自身の抱く「感じ」を自身の身体を通して表現していく、またその「感じ」を他者(ダンサー)を通して観る者に「感じ」させるという活動を行った。鍋山は、打突動作における竹刀操作と身体動作の学習方法について検討した。対象は大学における体育授業(剣道)を受講した比較的運動能力の高い男子大学生であり、「送り足」と「踏み込み足」の使い方とそれらの関係について技能評価や動作解析を行った。吹田は、主にジュニア世代を指導するコーチを対象に、各選手の身体特性を生かした技術指導の方法について調査し、発育発達段階に応じた練習内容について検討した。これらの研究から、スポーツにおける「感じる」力は、「わかる」と「できる」との関係から、自身の動きを「感じる」ことが「できる」あるいは動きの「感じ」が「わかる」と捉えるならば、運動学習における形態の形成位相において「わかる」および「できる」と同意味として捉えることもでき、密接な関係があることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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