研究課題/領域番号 |
22500716
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
曲田 清維 愛媛大学, 教育学部, 教授 (00116972)
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研究分担者 |
長谷川 雅浩 北方建築総合研究所, 居住科学部, 研究主幹 (00462325)
延原 理恵 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (40310718)
田中 勝 山梨大学, 教育学研究科, 教授 (70202174)
碓田 智子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70273000)
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キーワード | 住教育 / 持続可能な社会 / 住まい・まちづくり学習 |
研究概要 |
持続可能な社会づくりには、生活基盤である住宅・住生活が安定的に営まれることが必須である。それは東日本大震災での被災・復旧・復興を見ても明らかである。本研究では主として子どもを対象に、住まい・まちづくり学習による持続可能な社会づくりのための実践的プログラムの開発を試みるものである。 昨年度は研究期間の中間期であり、各研究者のテーマに沿って、調査や資料収集を積極的に行った。 (1)重要伝統的建造物群保存地区の竹富島、また青森県黒石市などで、ペーパークラフトを活用した住まい・まちづくり学習の実践を行い、子どもや教師の学習成果に対する意見を収集した。 (2)新学習指導要領に基づく小学校家庭科、中学校家庭科の教科書分析を行った。 (3)祭礼住文化のもたらす住まいやまちづくりへの効用を、事例的に検討した。 (4)生徒の住教育に対する考え方(住教育観)を検討するため、2つの高校の1年生を対象に、アンケート調査を行った。 (5)これらの結果を持ち寄り全員で検討会を行い、最終年度へ向けての方向性を議論した。その結果、住まい・まちづくり学習に関する実践的プログラムの開発と同時に、住教育支援のプラットフォームづくりの試行も行うこととした。 (6)中間期の成果発表として、日本建築学会2011年大会(於;早稲田大学)の「オーガナイズドセッション:住まい・まちづくり学習」において、研究代表者を含め4名が発表し、住教育関連研究者との情報交換を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究代表者の「高校生の住教育観」アンケート調査を含め、各分担研究者の担当テーマも着実に実施されている。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は、まとめとしての議論が欠かせない。実践的プログラムの作成に関する試案の検討と議論、また住まい・まちづくり学習支援のプラットフォームづくりのための試行など、全員での議論するために、必ず複数回の研究会をもつ。まとめとして、家庭科教員向けの報告書を作成し、関心を持つ教員に配布する。
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