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2010 年度 実績報告書

既習事項を活用して問題を解決する能力の育成を意図した算数科授業の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500798
研究機関弘前大学

研究代表者

中野 博之  弘前大学, 教育学部, 教授 (30400120)

研究分担者 中村 享史  山梨大学, 教育学研究科, 教授 (70303394)
胡端 輝彦  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (80344745)
キーワード習事項を活用する力 / 教材研究 / 現職教員研修
研究概要

22年度は23年度に行う,教授実験のために,教材の分析と授業理論の構築についての理論研究を行った。また,これまでの研究成果を実際に日々の授業を行っている小学校教員に賛同を得るための方策についても考えた。
1.教材の分析と授業理論について
教材の分析については,いくつかの学習内容について行った。具体例をあげると,筆算を子どもが作り出していくために,その前の学習としてどのような事項が必要となるのかを分析した。かけ算の筆算であれば,分配法則を2年生のどの段階から導入し3年生ではどのように図を提示すれば分配法則の活用を子どもに示唆できるのかを考えた。また,6年生の「拡大図・縮図」の学習では,5年生の「合同」の学習に何を活用させるのか,用語の指導とともに考えた。さらに,教師が,授業のまとめの場面で既習事項が活用されていることを明示するなど,既習事項を活用する力をつけるための授業を構成も考えた。23年度はこうした成果を基に教授実験を行い,その効果を実証的に検証していく。
2.小学校教員の賛同を得るための方策
研究成果が教育実践に生かされるようにするために,現職教員研修の場での効果的な成果の提示の仕方について考え,その成果について,論文発表,及び,学会で発表を行った。23年度は引き続き効果的な提示の仕方について考え,その成果がどの程度,現職教員の賛同を得られ,かつ,授業改善につながっていったのかをデータを収集する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 既習事項を活用して問題を解決する能力の育成を目指した算数科の授業づくりに向けた現職教員研修への取り組み2010

    • 著者名/発表者名
      中野博之
    • 雑誌名

      第43回数学教育論文発表会論文集

      ページ: 349-354

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 論説1既習の学習内容に置き換えて表現し説明する力を2010

    • 著者名/発表者名
      中野博之
    • 雑誌名

      新しい算数研究

      巻: 479 ページ: 4-7

  • [学会発表] 既習事項を活用して問題を解決する能力の育成を目指した算数科の授業づくりに向けた現職教員研修への取り組み2010

    • 著者名/発表者名
      中野博之
    • 学会等名
      日本数学教育学会論文発表会
    • 発表場所
      宮崎大学
    • 年月日
      2010-11-13

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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