研究課題
基盤研究(C)
我国のオオクビキレガイは遺伝的多様度が極端に低く、日本と同じハプロタイプはイベリア半島と中国で見られた。これら地域では遺伝的多様度が高いことから繰返し同型の個体が日本に侵入したとするよりも、1 度少数個体が侵入した後に国内各地へ拡散した可能性が高い。自家受精は遺伝的多様性の低下を伴い、現在大増殖している本種は今後一気に絶滅する可能性がある。藍島では侵入後の経過時間が短く、分布域が港付近に限定されているために島内の軟体動物への影響は不明である。今後の経過観察と情報の蓄積が必要である。
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