研究課題
基盤研究(C)
ブラック‐ショールズによる金融モデル(1973年)では、株式のような危険資産のリスクの程度を表すボラティリティは定数として扱われていた。本研究では、実際の市場を反映させるために、ボラティリティを統計的な自己相似性と過去履歴への依存性をもつフラクタルな確率過程として定式化した。さらに、ボラティリティの因子が長期・短期の記憶と急速・遅速の平均回帰率をもつ場合に、金融証券としてのオプションの価格付け問題を解いた。
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Far East J. Theoretical Statistics
巻: Vol.39, No.2 ページ: 79-139
巻: Vol.35, No.1 ページ: 1-49
巻: Vol. 32, No.2 ページ: 101-173