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2014 年度 実績報告書

社会調査法に基づく寺社における御籤・神籤に関する思想史研究を中心とした総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520073
研究機関愛知県立大学

研究代表者

大野 出  愛知県立大学, 日本文化学部, 准教授 (60247418)

研究分担者 松宮 朝  愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (10322778)
島田 健太郎  学習院大学, 文学部, 講師 (30468433)
平野 多恵  成蹊大学, 文学部, 准教授 (60412996)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード御籤 / 神籤 / みくじ / 社会調査法 / 寺院 / 法華宗 / 法華経 / 黄檗宗
研究実績の概要

本研究「社会調査法に基づく寺社における御籤・神籤に関する思想史研究を中心とした総合的研究」の最終年度にあたり、これまでに送付し、返信を得られた寺院からの回答を各宗派ごとに、その回答を数値化し、なおかつグラフ化し、その回答を整理かつ分析を行った。
宗派別に言うと、天台宗、真言宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗、日蓮宗、法華宗である。
その結果として、最も御籤に対して積極的な関与をしている宗派が天台宗であることが判明した。ついで御籤に積極的に関与しようとしている宗派が、真言宗であることも同時に判明した。これに反して曹洞宗および臨済宗はその教義と御籤との間に距離がある旨の回答が多数あったことも明らかになった。また、日蓮宗においては、御籤と距離を置いている寺院が多くある一方で、本山である身延山においては、日蓮の言葉を用いた独自の御籤を用いていることも同時に明らかになり、御籤と教義の距離感は、天台宗、真言宗と曹洞宗、臨済宗の間に位置するであろうことも判明した。また、黄檗宗においては隠元の御籤が、かつて存在していたということ自体を知らなかったという寺院が多数あることも明らかになった。
また、前年度においては、日本全国の全ての法華宗寺院に向けて御籤に関するアンケートを送付した。法華宗に関しては黄檗宗と同様に法華経の御籤というものが存在しているため、全ての寺院に向けて送付するという悉皆調査を行ったという事情がある。その結果、法華宗においては黄檗宗とは異なり、今でも法華宗独自の法華経の御籤を用いている寺院が多数あることが判明した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2016-06-01  

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