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2010 年度 実績報告書

畿内近国小藩領における大庄屋機能の研究-播州福本藩領鵜野金兵衛家の活動を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 22520697
研究機関神戸女子大学

研究代表者

今井 修平  神戸女子大学, 文学部, 教授 (00131540)

研究分担者 村田 路人  大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40144414)
東谷 智  甲南大学, 文学部, 准教授 (10434911)
志村 洋  関西学院大学, 文学部, 教授 (90272434)
鎌谷 かおる  神戸女子大学, 文学部, 講師 (20532899)
キーワード日本史 / 江戸時代 / 播磨国 / 大庄屋 / 畿内近国 / 福本藩
研究概要

本研究は、畿内近国の外様小藩領を素材に、領主支配・地域経済・広域支配を支える存在であった大庄屋の役割について、公と私、行政的役割と経済活動の両面から分析をおこなうものである。近年、地域社会論の中で議論されることの多い大庄屋の役割について、福本藩大庄屋鵜野金兵衛家の分析を通じて、いま一度、支配との関係を確認しようとする試みでもある。それは同時に、これまで本格的に解明されて来なかった播磨国の地域的特性を解明することにつながるものである。
本年度は、以下の4点を中心に作業をおこなった。
(1) 鵜野金兵衛家文書の整理・調査
鵜野金兵衛家文書のうち、近世史料の目録作成および大庄屋日記の翻刻作業をおこなった。作業はおもに大学院生等のアルバイトに委託をした。点数が多いため、来年度も継続して目録作成作業をおこなう。
(2) 福本藩関連古文書の調査
鵜野金兵衛家文書以外の福本藩領域の古文書について調査および目録作成をおこなった。これは、福本藩領の主な領地があった兵庫県神崎郡の神河町教育員会と共同作業によるものであり、(1)と同じく点数が多いため、来年度も継続して調査を実施する予定である。
(3) 福本藩関係文書と鳥取藩(池田家)の文書等の調査
福本藩関係文書の調査(国立公文書館・鳥取市歴史博物館)および福本藩の本家鳥取藩の文書調査(鳥取県立博物館・国立国文学研究資料館)をおこなった。
(4) 研究成果の発表
研究代表者と研究分担者が参加し、1~2ヶ月に1回のペースで研究報告会を開催した。その成果をもとに、2011年3月5日に神河町教育委員会と共催で歴史シンポジウムを開催した。
(1)~(3)の作業によって、福本藩の藩政や鵜野金兵衛家の大庄屋機能の実態が少しずつ明らかになってきた。引き続き作業をおこない、その成果やシンポジウムの報告内容を踏まえて、論文や研究ノートの執筆を予定している。

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公開日: 2012-07-19  

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