• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

少年事件における刑事裁判と刑事処分のあり方

研究課題

研究課題/領域番号 22530065
研究機関東京大学

研究代表者

川出 敏裕  東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (80214592)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード少年法 / 不定期刑 / 社会記録
研究概要

本研究は,家庭裁判所における少年保護事件とならんで,少年事件のもう1つの局面を構成するにもかかわらす,これまであまり関心を引かず,十分な検討がなされてこなかった,少年に対する刑事裁判と刑事処分のあり方について,実務の現状を把握し,かつ,同様な問題についての諸外国の法制度の研究を織り込みつつ,理論的かつ総合的な検討を行うものである。そして,その検討結果に基づき,現在,喫緊の課題となっているいくつかの問題について,実務のあるべき運用を提示するとともに,今後なされるべき法改正についての提案を行うことを目的とする。
最終年度にあたる平成24年度は,平成22年度と平成23年度の2年度にわたって行った,本研究テーマに関する比較法研究及びケース研究を踏まえて,少年事件の刑事裁判のあり方及び少年に対する刑事処分のあり方につき,運用上の指針となるべき内容は何か,そして,いかなる法改正が必要かについて検討を行った。また,それと並行して,平成24年の10月から平成25年の3月まで,少年に対する刑事処分の見直し(無期刑の緩和刑の引き上げ,不定期刑の見直し)を審議対象の一つとした,法制審議会少年法部会に委員として参加する機会を得たことから,そこでの審議も踏まえて,少年に対する不定期刑の在り方についての雑誌論文を執筆した。本研究全体の成果は,その一部を,平成24年5月に公刊した刑事政策の教科書に反映させたが,より詳細な内容を,平成25年中に公刊予定の少年法の教科書の中に取り入れる予定である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 少年に対する不定期刑の改正について2013

    • 著者名/発表者名
      川出敏裕
    • 雑誌名

      罪と罰

      巻: 50巻2号 ページ: 92-99

  • [図書] 刑事政策2012

    • 著者名/発表者名
      川出敏裕
    • 総ページ数
      472
    • 出版者
      成文堂

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi