研究概要 |
本研究ではステューデントアパシーやユニバーシティーブルーなどと表される大学生を対象とした「大学生活適応プログラム」の開発を進めた.本プログラムの特徴は,当事者である学生に自己評価の手法を教授することで,学生が自分の判断で自分にとって必要な行動を同定し実行できるようにする点にある.全国の国公立私立大学4校に通う 1-3 年次学生 262 名を対象とした実態調査の結果を踏まえ, 「大学生活適応プログラム(暫定版) 」を開発,試行し効果を検証した.その結果,本プログラムは学生の友人間のソーシャル・サポートや時間拘束感に良好な影響を与える可能性が示唆された。
|