4つのことについて研究を行った。一つ目はスキームの構造層のポアソン構造方向への非可換化の定義を与え、複素射影空間を用いて具体例を構成し、新たな積について指数写像を計算した。二つ目は大森英樹氏、前田吉昭氏、吉岡朗氏らとの共同で平坦な空間における量子化のオーダーリング問題について考察し、またパラメーターhについて収束するスター積について考察を行った。三つ目は本間泰史氏、楯辰哉氏との共同で3次元多様体(ハイゼンベルグやレンズ空間など)におけるディラック作用素から定義されるエータ関数の性質を調べた。四つ目は谷口正氏との共同で、スーパーポアソン構造を付ツイスターについてその量子化について考察を行った。
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