研究課題
基盤研究(C)
弾性体の振動特性を表すラメ作用素の固有値問題を解析した.細い(特異的な)領域やそれらを接合した領域の固有値の漸近挙動を記述する極限固有値問題を得た.それらは局所的には1次元のグラフ上の4階の常微分作用素の固有値問題になり,頂点においては複雑な両立条件を有する.また,弾性係数が退化するようなラメ作用素の固有値問題の漸近解析を行い,極限系を得た.極限系は流体力学に現れるストークス作用素の固有値問題となる.そして境界条件としてディリクレ条件またはスリップ境界条件が現れる.
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