研究課題
基盤研究(C)
上高地の極めて平らな山間盆地は12000年前の焼岳火山群の噴火によるせき止めでできた地形であり,180mの厚い湖成層が堰き止めでできた古上高地湖に堆積した。湖成層のコア試料の花粉分析に基づくと,古上高地湖の周囲は寒冷な気候のために当初植生に乏しかった。温暖化によりパイオニア植物による林が徐々に発達し,11000~9000 年前には低地から逃避してきた亜寒帯針葉樹が増加する。9000~4000年前になるとさらに温暖化してブナやコナラ亜属が優勢な落葉広葉樹林が増加した。
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