研究課題/領域番号 |
22540473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
石塚 治 独立行政法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 主任研究員 (90356444)
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研究分担者 |
田村 芳彦 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, チームリーダー (40293336)
谷 健一郎 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 技術研究副主任 (70359206)
山崎 俊嗣 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80344125)
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連携研究者 |
海野 進 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (30192511)
坂本 泉 東海大学, 海洋学部, 准教授 (00416017)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | テクトニクス / パラオ海盆 |
研究概要 |
伊豆小笠原マリアナ島弧形成前のフィリピン海プレート創成期から島弧形成にいたる時期のテクトニクスを復元し、プレート沈み込み開始を決定づける要因や、沈み込み開始時のマグマの化学的特徴の時空変遷とマグマプロセスの解明を目指した。この目的でパラオ諸島周辺の未踏海域及びパラオ諸島、小笠原諸島にて岩石学的、古地磁気学的研究を実施した。取得したデータ、試料の分析、解析から以下を明らかにした。1)パラオ海盆と西フィリピン海盆は同時期に、しかも同方向に伸びる海底拡大軸により形成された。これは、パラオ海盆が西フィリピン海盆より古い海盆であるという従来の解釈を覆す。2)これらの海盆拡大開始時期は伊豆小笠原マリアナ島弧の形成開始時期とほぼ一致する。3)伊豆小笠原マリアナ島弧の南端部に非海洋地殻の基盤を発見し、伊豆弧北部前弧域で発見されている中生代の基盤と対比される可能性がある、こと等が明らかになった。これらの制約を元に、島弧形成期から上記海盆形成終了までにいたる地質構造発達史を説明するフィリピン海プレートの復元モデルを作成した。
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