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2010 年度 実績報告書

ニューラルネットワーク手法を組み込んだ浮遊アスベスト自動計数システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22560585
研究機関大阪大学

研究代表者

井上 義雄  大阪大学, 工学研究科, 助教 (60203262)

研究分担者 近藤 明  大阪大学, 工学研究科, 准教授 (20215445)
キーワード画像認識 / 自動計測 / 繊維状物質 / neural network
研究概要

ヒトの脳神経細胞の伝達機能をモデル化したニューラルネットワーク(以下N-N)・アルゴリズムと画像処理手法を用いたアスベスト繊維の自動計数システムを構築するために実施した平成22年度の研究成果を以下に示す。
○ 教師用試料の作製を行った。アスベスト繊維として(社)日本作業環境測定協会の石綿標準試料JAWE231を用いた。また、アスベスト除去工事現場および一般大気中に対してもサンプリングを行った。これらの試料はアスベストを同定するためのデータを得るには必要不可欠である。
○ 自動画像サンプリングのための位相差顕微鏡(以下PCM)のステージ機構作製と制御ソフトを作成した。また繊維状物質の消光角測定のための自動回転アナライザー装置の作製及び制御ソフトも作成した。これらハード部に関する制御系は、画像サンプリングを行う際の高速化に向けた重要な技術となる。
○ PCM画像から得た幾何形状7種、画像の輝度に関する3種の特徴の他に、偏光顕微鏡(以下PLM)画像から得た消光角をN-Nの入力情報とするため、これらの特徴量を計測するアルゴリズムを開発した。これらの特徴量はN-Nの学習過程及びアスベストの同定過程で必要なデータである。
○ アスベスト及び非アスベスト繊維状物質の画像データベースの構築を行った。測定機関間のアスベスト繊維判定基準を統一することが測定精度管理向上のうえで最も重要な課題であり、そのための共有すべき画像データを公開することは社会的意義が大きい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 偏光顕微鏡画像を用いた浮遊石綿の光学的特徴に関する研究2011

    • 著者名/発表者名
      佐藤星河、井上義雄、近藤明
    • 学会等名
      空気調和・衛生工学会近畿支部
    • 発表場所
      大阪市
    • 年月日
      2011-03-17

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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