研究課題/領域番号 |
22560585
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井上 義雄 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教 (60203262)
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研究分担者 |
近藤 明 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20215445)
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キーワード | 画像認識 / 自動計測 / 繊維状物質 / neural network / アスベスト |
研究概要 |
教師用試料作製はJAWE231を用いて、除去現場の試料は研究協力者・坂本美徳から入手、また非石綿繊維は大気中や一般住宅内等からサンプリングした。 計測者間の情報共有のための画像DBに、蛇紋石系石綿、角閃石系石綿、非石綿類のPCM画像を追加した。画像サンプリング手法の開発に関しては、XYZステージの制御ソフトを改善し、移動数、間隔等自由に設定できるようにした。Z方向の画像合成は、視野を細分割(32×32)し、コントラストを指標としてZ方向の最適画像を選び、平面的につなぎ合わせる手法で、浅い被写界深度の画像でも焦点誤差の平面分布の少ない画像を得ることができた。 2枚の偏光板の回転位置差の誤差を解消するため、個別モータ駆動からシャフト駆動に更新し、精度向上を図った。 繊維の位置情報、特に回転角度に対する計測法を両端点座標から求める従来法から繊維全体を使った方法に変更し、目視による計測法により近い回転角度測定の精度向上を図った。また、繊維状をなす蛇紋石系石綿(クリソタイル)の位置情報測定のための予備的検討を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
教師信号用画像のデータ数が予定より若干少ないが、その他はおおむね予定通り進展しているものと判断する。
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今後の研究の推進方策 |
繊維状物質に対し、幾何形状情報、光学的情報に加えて偏光顕微鏡から得た消光角を入力データとしてニューラルネットワーク・アルゴリズムを用いて石綿/非石綿の判定を行い、石綿の繊維数濃度を測定する。 試料の種類や数をできるだけ増やし、計測の精度向上を図る。 総合的な計測速度を向上させるための手法を検討する。例えば、予めのデータのスクリーニングの有効性、手法等。
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