微細構造による蓄熱材の過冷却度制御の研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22560843
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: エネルギー学
• 研究機関: 独立行政法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 平野 聡 独立行政法人産業技術総合研究所, エネルギー技術研究部門, 研究グループ長 (60357861)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 結晶工学 / 表面・界面物性 / 過冷却 / 蓄熱

研究概要

相変化蓄熱材の最大過冷却度を能動的に制御する方法を検討した。 実験試料には、水和物や糖アルコールを用いた。物性の温度依存性を明らかにする実験を行い、融液中に結晶核が生成し始める分子集団の半径は、数十ナノメートル程度であることを推定した。また、数十ナノメートルの微細な孔を持つ材料の単純な介在では、最大過冷却度に影響が見られなかったが、超音波振動を追加することで、最大過冷却度が低下する傾向のあることがわかった。

研究成果

• [学会発表] D-スレイトールの物性の温度依存性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 平野 聡
  • 学会等名: 平成 24 年度日本太陽エネルギー学会・日本風力エネルギー学会合同研究発表会
  • 発表場所: 北九州国際会議場(福岡県)
  • 年月日: 2012-11-18
• [学会発表] 相変化蓄熱材の粘性の温度依存性と熱伝達への影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 平野 聡
  • 学会等名: 日本ヒートアイランド学会第7回全国大会
  • 発表場所: 京都大学人間・環境学研究科棟(京都府)
  • 年月日: 2012-07-22
• [学会発表] 相変化蓄熱材の固液臨界半径の推定 (2011)
  • 著者名/発表者名: 平野 聡
  • 学会等名: 日本ヒートアイランド学会第6回全国大会
  • 発表場所: 筑波大学計算科学研究センター(茨城県)
  • 年月日: 2011-07-24
• [学会発表] 過冷却制御による相変化蓄熱材の高機能化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 平野 聡
  • 学会等名: 平成 22 年度産総研環境・エネルギーシンポジウムシリーズ 3 エネルギー技術シンポジウム 2010
  • 発表場所: 東京国際交流館(東京都)
  • 年月日: 2010-12-02
• [学会発表] 過冷却度の調節による相変化材の蓄熱機能改善 (2010)
  • 著者名/発表者名: 平野 聡
  • 学会等名: 日本ヒートアイランド学会第5回全国大会
  • 発表場所: 神戸大学工学部本館(兵庫県)
  • 年月日: 2010-07-18
• [備考]
  • URL: http://www.aist.go.jp/RRPDB/system/Koukai.Top