研究課題
基盤研究(C)
Pyripyropene A(1)は、高脂血症治療薬の新たなターゲットとして注目されているACAT2を、高選択的に阻害する唯一の化合物である。研究代表者は、現在までに1を凌駕する高選択的でかつ強力なACAT2阻害剤の開発に成功し、動物実験を開始するまでに至っている。そこで次に、1より直接導くことのできない種々の新規誘導体の合成に対応可能な応用性の高い全合成経路を確立した。続いて本合成経路を応用して、1の構造簡素化体の合成に着手し、現在までに4種ほどの新規誘導体の合成に成功した。これにより、新たな興味深い構造活性相関に関する知見を得ることができた。
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Tetrahedron
巻: Vol. 67, No. 42 ページ: 8159-8203
http://dx.doi.org/10.1016/j.tet.2011.06.084
http://www.pharm.kitasato-u.ac.jp/orgsynth/saito/TOP_PAGE.html