研究課題
基盤研究(C)
黄色ブドウ球菌の赤血球溶解毒素として知られていたβ-ヘモリジンが、ヒトケラチノサイトを傷害する活性をもつことを見いだし、これが皮膚に対する病原性因子であることを発見した。黄色ブドウ球菌感染が症状を増悪することが知られているアトピー性皮膚炎などのメカニズム解明に寄与すると期待される。また、放線菌が合成する物質nybomycin が DNA 合成阻害薬キノロン耐性を獲得した変異型 DNA gyrase を特異的に阻害することによって耐性菌増殖を抑制することを見いだし、新たな化学療法の道を拓くことができた。これらは当研究過程で得られた知見を元に、本研究枠外の他研究者と共同で得られた成果である。
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