研究課題
基盤研究(C)
炎症性サイトカインの1つであるIL-18 の腎障害における役割を検討した。野生型マウスに対して、片腎摘出、塩分負荷、アルドステロン投与を行ったところ、尿細管にIL-18が誘導され、糸球体の腫大、メサンギウム基質の増加、間質の線維化が認められたのに対して、IL-18 欠損マウスでは、これらの変化が抑制されていた。腎臓の線維化を誘導するオステオポンチンは、野生型マウスでは尿細管で著明に誘導されていたが、IL-18 欠損マウスでは抑制されていた。これらの結果からアルドステロンは、IL-18 誘導し、オステオポンチン介して腎線維化、腎障害を惹起することが考えられた。
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