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2010 年度 実績報告書

多軸拡散テンソル画像による統合失調症の画像解析の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22591332
研究機関神戸大学

研究代表者

小西 淳也  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (40403290)

研究分担者 藤井 正彦  神戸大学, 医学研究科, 准教授 (00228959)
杉村 和朗  神戸大学, 医学研究科, 教授 (00136384)
菱本 明豊  神戸大学, 医学研究科, 講師 (50529526)
大野 良治  神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (30324924)
キーワード拡散テンソル画像 / 3テスラMRI / 統合失調症
研究概要

本研究では、多軸拡散テンソル画像(High-angular diffusion tensor imaging:以下多軸DTI)と形態計測(voxel-based morphometry:以下VBM)を用い、統合失調症における神経線維連絡の異常と脳容積変化を解析し、疾患の評価方法として臨床的に利用可能かどうかを検討することを目的としている。健常人ボランティア10名に対して、多軸DTIおよびVBM解析用の高分解能撮像を行い、解析ソフトウェアにて神経線維束の描出能や皮質および白質の容積を評価し、3T-MRI装置における最適な撮像法を検討した。3T-MRI装置では、1.5T-MRI装置での撮像と比べ、前頭洞や鼻腔に由来する磁化率アーチファクトが想定以上に画質に影響を与えることが判明した。これに対し撮像軸を通常設定から変更させていくことでアーチファクトを軽減し、その再構成画像を解析に利用することにした。撮像軸の変更や再構成を行うことが画像解析に影響を与えるか否かを検討するために、健常人ボランティア10名の画像データをそれぞれ解析し、同等であることを確認した。本年度の研究実施計画の1)として撮像方法の改良と正常データベースの構築を挙げているが、現在15名の画像データを解析中である。また研究実施計画の2)として統合失調症を対象とした疾患群データベースの構築を挙げているが、こちらについては現在5名の撮像を終了し解析可能な画像データが得られている。来年度は健常人ボランティアおよび統合失調症患者それぞれ30名を目標に撮像を継続し、臨床評価と合わせて解析を行う。

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公開日: 2012-07-19   更新日: 2015-11-18  

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