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2012 年度 実績報告書

多軸拡散テンソル画像による統合失調症の画像解析の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22591332
研究機関神戸大学

研究代表者

小西 淳也  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40403290)

研究分担者 藤井 正彦  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00228959)
杉村 和朗  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00136384)
菱本 明豊  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50529526)
大野 良治  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30324924)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード拡散テンソル画像 / 3テスラMRI / 統合失調症
研究概要

本研究では、多軸拡散テンソル画像(High-angular diffusion tensor imaging:以下多軸DTI)と形態計測を用い、統合失調症における脳白質(神経線維)の異常と脳容積変化を解析し、疾患の評価方法として臨床的に利用可能かどうかを検討することを目的としている。
平成24年度は、引き続き対象者に対してMRI画像データの収集を行い、統合失調症患者20名の画像データを得た。研究期間内で、健常ボランテイア17名、統合失調症患者50名の画像データを得ることができたが、画像の歪みや体動による画質不良などにより、最終的に健常ボランテイア17名、統合失調症患者32名の画像データを用いて解析を行った。解析にはオックスフォード大学が開発したFMRIB Software Library(FSL)を用いた。多軸DTIについてはFSLの解析法の1つであるTract-Based Spatial Statisticsを用いた。これにより脳白質の異常を水の異方性拡散(Fractional anisotropy: FA)を測定することで評価することができる。脳容積の統計学的画像解析には、FSLの解析法であるFSL-VBM、SIENAXおよびFIRSTを用いた。FSL-VBMを用いて、対象群間における各ボクセルの信号強度を解析し、局所の容積変化を評価した。次にSIENAXを用いて、各対象の脳容積を灰白質と白質に分類して測定した。さらにFIRSTを用いて、脳内の各領域(基底核、海馬など)の容積変化を評価した。
健常者群と患者群との単純な2群間の比較では、白質変化や脳容積の解析に有意差を見いだすことはできなかった。本研究では、各患者に対して、陽性・陰性症状評価尺度や認知機能検査などの臨床的機能評価も行っており、さらに臨床的機能評価別の統計学的画像解析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24   更新日: 2015-11-18  

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