本研究は、経腸栄養剤は液体であるという概念を根本的に覆す画期的な研究であり、本研究の最終目標は、経腸栄養剤として一般化している液体栄養剤を半固形化栄養材に変更することにより、胃食道逆流による呼吸器合併症等をなくし、短時間での栄養の摂取を行える胃瘻栄養法の確立し胃瘻患者のQuality of Good Lifeに寄与することである。 栄養材の形態(すなわち半固形であること)が、胃瘻栄養法において重要であるとのこれまでの研究成果を基に、本研究期間内には栄養材の形態が胃の運動に与える効果と胃瘻からの半固形栄養材短時間注入法の安全性と有用性に関する多施設共同研究を行った。
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