マウスにエラスターゼを投与し、肺気腫マウスを作製した。肺気腫マウスに Lewis(3LL)肺癌細胞で転移性腫瘍を形成させた。肺気腫マウスでは 2mm 以上腫瘍結節数が多かった。肺気腫マウス肺では latentMMP-2 が高値を示した。肺細胞を 48 時間培養した液で 3LL 細胞を培養した。肺気腫マウスの培養液で 3LL 細胞数が増加し、培養上清で activeMMP-2と MT1-MMP が増加した。ヒト肺気腫合併肺癌組織は、非合併に比べ、PCNA、CD105、MMP-2 が高発現していた。
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