研究課題
基盤研究(C)
毒茸ドクササコの成分であるアクロメリン酸をマウス脊髄腔内に投与し触覚刺激を加えると神経障害性疼痛の症状であるアロディニアが出現することを明らかにした。今回、アクロメリン酸誘導体を合成し、神経障害性疼痛を特異的に抑制する化合物を見出すこと、PETプローブを作製し痛みを定量化(可視化)することを目的とした。その結果、アクロメリン酸誘導体は、脳・脊髄でカイニン酸受容体に結合するが、後根神経節においてカイニン酸とは異なる反応を示し、既知のカイニン酸受容体拮抗薬とは異なること、神経障害性疼痛の発現-維持機構の解明と新規の神経障害性疼痛治療薬開発の一助になることが示された。
すべて 2013 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (5件) 図書 (2件)
Eur. J.Pharmacol.
巻: 120-127
doi: 10.1016/j.ejphar.2012.10.023.
Eur. JPharmacol.
J. Biol. Chem.
巻: 287 ページ: 10403-10413
doi: 10.1074/jbc.M111.271866.
Bioorg. Med. Chem. Lett.
巻: 21 ページ: 2017-2020